[2015/11/7] 城東スキルアップセミナー 6回目開催報告


11月7日(土)、城東支部スキルアップコース(城東プロコン塾)が京橋プラザ区民館1Fで開催されました。
本年度、既に折り返しとなりました。 今月は「創業支援の進め方」をテーマに講義が行われ、さらに
葛飾区立図書館(中央図書館・立石図書館)で 実施される「ビジネスセミナー」講師6名(うち1名欠席)
によるミニプレゼンテーションが行われました。

1.創業支援の進め方

今月は池田史子会員による講義が行われました。 当日のプログラムは、①創業支援の概要、②創業支援の
具体的な活動内容、③ロールプレイングが行われました。

①創業支援の概要について

ここ数年の中小企業白書と国の創業支援の状況の解説がなされました。白書を読み込むことが、
診断士にとっていかに重要かということを改めて認識しました。

また、創業希望者のプロフィールについても池田会員の実体験に基づいた分析がなされ、
「創業する人は自らの 意志で起業するので、診断士はそれを否定したり、邪魔したりしない」
ことが創業希望者への接し方として 大きなポイントだと理解できました。

その他、昨今顕著な女性起業家の事業特長と問題点及び支援ニーズについても学ぶことができました。
求められていることはエンパワーメント(自己肯定感の醸成)、ケア労働への配慮、起業に関する
技術的支援 だと確認することができました。

 

②創業支援の具体的な活動内容

創業窓口相談、創業セミナー(創業塾)の実施、インキュベーション運営・アドバイザリー業務、
事業計画書作成支援について、それぞれの詳細について述べられました。

例えば、窓口相談の一番の成果は、相談者の満足(「来てよかった」)であり、相談者を受容して
安心感を 与えると同時に、ヒアリングとアドバイスを通じて今後の方向性を示す能力が求められます。

また、相談者が 理路整然とコミュニケーションできないケースや持っている常識の差異等によって
全てを語っていただけないケースも日常的にあり得るため、ヒアリング手法も検討する必要がある
ことが分かりました。

 

③ロールプレイング

今回のセミナーでは、実際の窓口相談を”体感”できるようにロールプレイングの時間が設けられ、
受講生が 窓口相談員役を、池田会員が創業希望者を演じることになりました。

創業希望者が持参する「事業計画書」は、 受講生には事前に宿題として配布され、各自で効果的な
質問を3つまでに絞り込んでくるように設定されて おりました。 実際にはなかなか思うように会話
(施策の方向性を検討する)が成立せず、創業希望者から必要な情報を ヒアリングすることに苦戦を
しいられるものと なりました。

さらに、アドバイスを提供する場合においても、ついつい横文字や専門用語を羅列してしまったり
することで意図が伝わらなかったりするシーンも多く見受けられました。

池田会員の講義の中で最も心に響いたポイントは、「窓口相談をはじめ、診断士の仕事はサービス業である」
という意識と、「できるやり方を考えるのがコンサルタントの仕事」という信念でした。
創業者の背中を押すことや、 方向性を示すことの重要性を改めて認識しました。

なお同講義内にて、同じく窓口相談をされている木内清人会員より、9月末に葛飾区立図書館ビジネス
セミナーで発表された内容の紹介がありました。

木内会員からの発表は、窓口相談員としての活動を通じて、実際の創業者がどのように起業し、経営を
改善していった のか、また残った課題はどのような点なのかで、身近なケース事例として非常に勉強に
なりました。

発表内容「洋食屋の開業事例から成功ポイントを学ぶ」
(参照URL:https://www.lib.city.katsushika.lg.jp/main/0000002851/article.html

2.「葛飾区立図書館ビジネスセミナー」講師ミニプレゼンテーション

城東支部主催の平成27年度スキルアップコース(城東プロコン塾)の参加者から、
葛飾区立図書館(中央図書館・立石図書館)で実施されるビジネスセミナー講師6名が
決定いたしました。

本事業は、ビジネス支援図書館として活動する葛飾区立図書館への貢献と連携を強めながら、
各会員が企画立案からセミナー実施までの一連の流れを体験することで診断士としての
スキルアップを目指すものです。
(参照URL:http://www.johtoh-smeca.jp/info/katsushika-lib-support/

今回は、いよいよ12月から始まる図書館ビジネスセミナーの講師が各自約10分で要約された
ミニプレゼンテーションを行い、他の受講生や講師からフィードバックを受けました。

  • 葛飾区立中央図書館で実施
    平成27年12月13日(日)福永真美 会員 企業が成長を続けるために ~小さな発見、大きな改革~
    平成28年2月21日(日)武田明子 会員 会社の成長につなげる経営のバトンタッチ
    平成28年3月13日(日)佐野勝志 会員 使わないともったいない! 自社の決算書の活かし方(仮題)
  • 葛飾区立立石図書館で実施
    平成28年1月24日(日)家田康之 会員 これだけは押さえたい!
    平成28年2月14日(日)横山和志 会員 お金をかけずに効果を出す「販売促進イベント」のつくり方
    平成28年3月12日(土)上田悠貴 会員 仕事の達人はココが違う!段取り力がものを言う仕事術

セミナー(話す)は診断士3大業務のうちの一つです。大切なポイントとしては、セミナーは
行動変容が目的であり、アンケート評価がセミナーの通知表であること、主催者と十分な
コミュニケーションを図ること(時間や期日を守ることを含め)、受講生の組織化(次回の
継続案内へ)を図ることについて池田会員より解説がありました。

3.その他

  • 大石正明会員より、城東スキルアップ企業診断(製造業)のアナウンスがありました。
  • 武田明子会員より、12月6日(日)東向島ウインターフェスタへの応援要請(商店街イベント支援)
    がありました。

次回のスキルアップセミナーは、12月5日(土)に開催され、
末廣尚也会員による「海外進出国際化対応」が予定されております。