[2016/06/23]「ファクトリエ」山田敏夫氏講演会報告


日本のモノづくりの魅力と日本の工場活性化の秘訣とは

6月23日(木)に、城東支部国際部の主催により、「日本のモノづくりの魅力と日本の工場活性化の秘訣」というテーマでライフスタイルアクセント株式会社山田敏夫社長による講演会を行いました。同氏は、日本初のファクトリーブランド直販サイト「Factelier(ファクトリエ)」を立ちあげ、”メイドインジャパン”を世界ブランドにするという活動を行っています。

日本国内のアパレル生産比率は1990年の50%から現在は3%以下まで落ちこんでいますが、ファクトリエはこの状況を変え、日本の優秀なモノづくり技術を生かしたブランドを立ち上げることをミッションとしています。山田社長の活動はすでに多くのメディアで取り上げられており、その知名度もあって本セミナーも満員の盛況でした。

ファクトリエがアパートの一室から起業して、全国の工場と徐々に協力関係を築き、様々な課題を解決しながら成功に至る過程は大変興味深いものでしたが、その中心にある工場を主役とした日本発信のブランドを作るという理念の強さが特に印象的でした。

山田社長のスキル、アイデアの豊富さに目を奪われがちですが、講演全体を通じて感じたことは、その底にある日本ブランドへの強いこだわりで、これを「沸点」という言葉で表現していたのがとても印象的でした。自分の温度が高まって沸点を超えることが大切で、そこから周囲への説得性や事業へのモチベーションが生まれてくるということです。

現在の夢は2020年の東京オリンピック・パラリンピックのユニフォームに採用されることだそうで、お話を聞いてぜひ応援したいという気持ちになりました。

今回の講演では、中小企業が下請を脱して独自ブランドで勝負するという実例を知るとともに、理念を強く持つことの重要性を再認識させられ、中小企業診断士として非常に勉強になりました。

(北岡正一会員)