[2016/9/19]商店街支援勉強会(第二弾)まちゼミ実施報告


9月19日(月・祝)、中央区月島にほど近い佃区民館にて、地域支援部主催「商店街支援勉強会第二弾」が行われました。今回のテーマは「『まちゼミ』による商店街支援の効果と診断士の関わり方について」でした。当日はあいにくの小雨まじりでしたが、22名の参加がありました。

講師は東京都診断士協会城北支部の鵜頭(うのず)誠会員でした。鵜頭会員は診断士登録後、城北支部エリアを中心に様々な商店街支援を実践され、今回のテーマである「まちゼミ」においてもその立ち上げから運営まで数多くの実績をお持ちです。そのため、後述のセミナー内容や質疑応答に至るまで、非常に現場感のあるお話を聞くことができました。

「まちゼミ」とは?

従来の商店街イベントは、その施策において“打ち上げ花火”的な側面が強く、個店の継続的な売り上げに結びにくい点、特売セールなどの価格訴求イベントにおいては、ネット販売や大手スーパーに対抗できない点において、効果が低いとされる傾向が課題でした。

「まちゼミ」とは、商店主が講師となって、専門知識やプロならではのコツを無料で提供する少人数制のゼミのことです。お店の特徴・店主のこだわりや人柄を知ってもらい、お客様と信頼関係を築くことで、再来店や商店街自体の活性化を図ることを目的としています。
2003 年に岡崎市で始まって以来、その評判から全国に広がってきています。
(まちゼミについては、以下のサイトにてまとめられています。→http://machizemi.org/

東京都商店街振興組合連合会調査によると、百貨店や大手スーパー、ネットショップより地域商店街が優位な点は、「商品(サービス品質)の良さ」と「店主との親しみ(接客)」の2点とのことです。「まちゼミ」は、これら2点の優位性を活かしながら、上述したイベントの課題を解決できる事業だと評価されています。

ちなみに、「まちゼミ」と併せて「100円商店街」、「街バル」も今や全国各地で取り組まれており、「商店街活性化の三種の神器」とも呼ばれています。

「まちゼミ」支援での診断士としての関わり

鵜頭会員によると、「まちゼミ」運営時において診断士が支援を行う際には、以下の3つのシーンが効果的とのことです。

  1. 「まちゼミ」発起人である松井洋一郎氏のガイドラインに沿ったルールを共有し、商店街独自の実施マニュアルを作成するフェーズ
  2. 各店舗にて講座テーマや実施方法、タイムスケジュールをまとめるフェーズ
  3. 集客チラシの作成支援や配布方法など実際のアウトプットを実現するフェーズ

今回のセミナーでは、上記の際に診断士が“やるべきこと”と“やらないこと”をそれぞれ3つずつ解説していただき、組合側との支援体制を強化するために分かりやすく効果的なスキームをご紹介いただきました。

また、現在進行形で取り組んでおられる「まちゼミ」支援活動についてもご説明いただき、具体的な取組内容とアウトプット、講座実施先の反響等について実際の声を聴くことができました。商店街支援に携わっている診断士にとっては明日から使える知識が多く、有意義な勉強会でした。

月島でもんじゃ焼き

勉強会のあとは、昼食を兼ねて月島ならではのもんじゃ焼きを食べながら、やはり商店街支援の話題で盛り上がりました。商店街支援活動は独立診断士、企業内診断士の垣根なく参加できる活動なので、参加者全員にとって実りある時間となりました。

(横山和志会員)