[2017/08/05] 城東スキルアップコース(第3回)開催報告


8月5日(土)京橋プラザ区民館において城東スキルアップコース(第3回)が開催されました。

(1) 葛飾区中央・立石図書館ビジネスセミナーについて

葛飾区図書館にて行われているビジネスセミナーについて、福永真美会員より概要説明がありました。ビジネスセミナーは葛飾区によるサービスの一環として行われているため、受講者は近隣住民や図書館利用者が多く、堅苦しくないセミナーです。リハーサル等を通して先輩診断士からコメントももらえ、受講生にとってはとても良い経験となるとの説明がありました。最後に、自身の強みを活かしたセミナーの企画書作成が課題として出されました。
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(2) 独立するにあたっての留意点

中小企業診断士として独立する際の留意点について、大石正明副支部長より講義がありました。まず初めに、大企業に比べ在任期間が長期であり株主等の外圧も少ない中小企業の社長の原動力は何なのか、ということを、我々診断士は常に念頭に置いて助言を行うべきであるとのお話がありました。原動力が家族的社員にある場合などは人件費の削減は改善策とはなりません。P/LよりもB/Sを重視した助言を行った事例を説明していただきました。続いて、独立診断士としての活動パターンはいくつかあるが複数を組み合わせる方法もあるということや、案件を紹介いただいた場合は完了報告を必ず行うこと、監査人等の名義貸しはするべきでない、などの独立後の留意点を講義いただきました。

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(3) 人事戦略

大高直美支部長による「人事戦略」と「日本の雇用システムの本質」の講義がありました。「人事戦略」の講義では、冒頭にコンサルティング契約を結ぶ際の留意点の話があった後、人事戦略とは、企業の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の一つである「ヒト」を効果的に活用するためのものであり、コストやスキル、モチベーション、組織力形成といった視点で考える必要があると説明されました。
次に、人事コンサルとは、法令を遵守させつつ、企業(事業主)ニーズと従業員ニーズの落としどころを探る活動であるとの説明がありました。私たち中小企業診断士が取り組む分野としては、退職金や賃金、評価制度の整備、階層別研修などがあり、最近では、バブル期入社組の処遇を課題とした給与体系の見直しなどが相談案件として多いとのことでした。
「日本の雇用システムの本質」の講義では、法的枠組みの解説の後、欧米と日本の人事制度の違いに注目しながら、三種の神器「長期雇用慣行」「年功賃金制度」「企業別組合」のほか、定年制や多額のボーナスなどの日本的雇用制度について説明されました。
講義の後半は、政府が進める「働き方改革」の柱の一つである会社員の副業や兼業についてのディスカッションをグループに分かれて行ったほか、各自持参したパソコンを使用して演習を行いました。

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(4) 城東スキルアップコース(第3回)を受講しての所感

城東スキルアップコースは第1回のオリエンテーションからすでに3回が経過し、今回の講義からは、より実務的な内容に入りました。パソコンを使った演習では、知っているつもりで知らなかった機能を多く習得でき、スキルを向上させることができました。しかし、独立診断士として活動するには、学ぶべき事柄がまだ多くあることをあらためて実感し、今まで以上に気持ちを引き締めて臨まなければならないと感じました。

(5) 連絡事項

(ア) 実務従事案件

実務従事案件の診断・経営支援メンバー募集の説明がありました。

(イ) 城東スキルアップコース(第4回)

日時 9月2日(土) 9:30~16:30
場所 京橋プラザ区民館 1号洋室
http://chuo7kuminkan.com/about/kyobashi-p.html
内容
  • 図書館ビジネスセミナー 福永真美会員
  • Webマーケティングミニセミナー 西宮秀和氏(office57代表)
  • 販路開拓(ランチェスター戦略) 村上一幸会員

(海老沼 優文会員)