[2017/11/04] 城東スキルアップコース(第6回)開催報告


11月4日(土)、佃区民館において城東スキルアップコース(第6回)が開催されました。

(1)課題図書内容に関する経営者向け提言

課題図書「マネジメント(P.Fドラッガー著)」の内容を理解し、中小企業の経営者向け提言に繋げることをテーマに提言内容をA3一枚の紙にまとめ、成果物を3分以内でプレゼンする講義でした。目的は、中小企業の経営者やお役に立てるように課題図書を十分理解し、自分なりに咀嚼したうえで、中小企業の経営者にわかりやすく説明するスキル・ノウハウを学ぶことです。
課題図書をテーマにした講義は、今回が2回目となりましたが、成果物の内容がバラエティーに富んできました。単に書籍の要約をするのではなく、論点を社会的責任に絞る内容のもの、瓦版風に表現するもの、文字を少なくしてビジュアルに訴えるものなど様々で受講生それぞれにとって参考になりました。
最後に大石正明副支部長から「赤字企業をドラッカー流に立て直すためのフレームワークを考えてみるのもおもしろい。経営者に対して上から目線ではなく、気づきを与えるためにどうすればいいか?経営者にわかりやすく理解してもらえるためのツールをどう工夫するか?そんなことを検討してみるのも興味深い」とのアドバイスをいただきました。

(2)セミナーつくりのエッセンス

鈴木美穂子会員による「図書館セミナーから得られたセミナーつくりのエッセンス」の講義がありました。図書館セミナーにおける私たちのミッションは、①葛飾区民の方々に中小企業診断士をアピールする絶好の機会、②ビジネス支援図書館としての役割を担うこと、③城東支部と葛飾区の連携を強化することであり、大きな使命を帯びた役割であることを確認しました。
本当に伝えたいメッセージを正しく伝えるには、①知識を並べるだけではなく、稚拙でもいいので自分の言葉で伝える、②セミナーに対する目的と効果を明確化して、軸を与える「理念」を設定する、③セミナーのタイトルにメッセージを反映することが重要です。
診断士1年目の自分がここまでできるか不安を抱くのと同時に有意義な機会として前向きにチャレンジしたいとの決意を抱かせていただく内容でした。

(3)起業・創業支援に求められること

木内清人会員による「起業・創業支援に求められること」の講義がありました。起業・創業に関するわが国の実態について中小企業白書の内容に基づきお話をいただき、欧米に比べて産業の新陳代謝が進んでいない実態や起業・創業希望者が夢を実現できないハードルなど起業・創業支援の必要性を認識しました。
起業・開業事例に関して、実際にビジネス相談から起業に至った具体的な内容をテーマに成功のポイントを参加者全員で考えました。起業を成功させるポイントは、「やりたいこと=理想像」「やれること=技術・経験」「やるべきこと=社会の要求」を満たすことにあります。
中小企業診断士が、起業・創業支援に求められることは、知識と心構えです。「起業希望者の抱える課題を探り出し、解決策を考え実施することや支援制度を活用するための知識」と「起業希望者の聞き役となり、ある時は人生相談にのる心構え」が必要になります。

(4)城東スキルアップコース(第6回)を受講しての所感

城東スキルアップコースは、6回目の開催となり、受講者同士の連帯感も強まってきました。課題図書に関する意見交換ありましたにおいてもより忌憚の無きコメントがなされるようになり、それぞれの糧となる内容にレベルアップしているように感じました。単なる座学としての受け身の講義ではなく、受講者各人が当事者意識を持って参加する意識を高めることで、城東スキルアップコースの価値が高まっていることを実感しました。

なお、昼休みに秋山典克会員が支援しているスリランカの高僧が見学にお見えになり、ご挨拶いただきました。

(5)連絡事項

  1. 実務従事案件 実務従事案件の診断・経営支援メンバー募集の説明がありました。
  2. ウインターフェスタの支援メンバー募集 12月10日に行われるウインターフェスタに関する支援メンバーのお知らせがありました。
  3. 研究部会立ち上げ 城東支部内で新たな研究会立ち上げのお願いがありました。

次回開催

日時 12月2日(土) 9:30~16:30
場所 京橋プラザ区民館 1号洋室

(寺田 孝雄会員)