[2017/12/02]城東スキルアップコース(第7回)開催報告


12月2日(土)に京橋プラザで城東スキルアップコース(第7回)が開催されました。

(1) 課題図書内容に関する経営者向け提言

課題図書「考える技術・書く技術」(バーバラ・ミント著)を熟読したうえで、中小企業の経営者への説明を想定し、全員がA3一枚で3分間の発表を行いました。今回の課題図書は分かり難い内容でしたが、3回目の課題図書ということもあり、実例、図示、目線の誘導、穴埋め形式、プルダウンの選択でフォーマットが表示されるなど、ポイントを伝えるための工夫が随所に見られました。発表は3分経過すると強制終了になるため、事前にプレゼン内容を考えておく必要があります。また、短い時間で他人の発表を理解しコメントを行う能力も重要で、緊張した状況下でありながらも、活発な質疑応答がなされました。
最後に大石正明副支部長から、「考えるとはどういう意味か?正解はないが次回の宿題とする。」また、「中小企業診断士として、経験に基づく助言ではなく、論理付けをして考え、書物などを根拠に助言を行うこと。」などのコメントを頂戴しました。普段、無意識に使用している言葉も、改めて語源を調べ本来の言葉の定義を正しく把握することで、思考や提言内容がよりブラッシュアップされると実感しました。

(2)海外進出・国際化支援

東京都中小企業診断士協会 末廣尚也 相談役より、「海外進出・国際化支援」の講義がありました。日本の人口・需要縮小や海外需要の拡大、輸出振興政策などの外部環境から始まり、国際ビジネスに必要な実務知識、中小企業の国際ビジネス支援を行う際のリスクやポイント、支援機関などのお話しを頂きました。
後半のQ&Aを交えた事例では、海外取引相手の支払い遅延や、安易に総代理店契約を締結したことにより売上に結び付かない問題などがありました。日本国内のビジネスとは違い、取引相手に騙されることを前提に、事前の信用調査、契約書のチェックや締結、支援機関への相談など、入念な準備の基に事業を組み立てる必要性を実感しました。
最後のグループワークでは、事例企業に対し輸出候補国と進出形態などの海外展開戦略方針の提言を行うもので、どのグループも「小さく始めて大きく育てる」「入念な事前調査や支援機関への相談」を念頭に、SWOT分析や撤退・技術流出リスクの極小化、ビジネスチャンスの極大化などを意識した戦略を立案しました。

(3)城東スキルアップコース(第7回)を受講しての所感

課題図書の纏めは今回で3回目ですが、個人的には当初纏めるだけで精一杯であったものが、読書から纏めまでの時間は当初の半分程度に減少し、多少ですが本質の追求やプレゼン内容、コメントを考える状態にまで変化してきたのは大きな収穫です。
また、スキルアップコース開始当初と比較し、各メンバが打ち解けてきたこともあり、課題図書の質問やグループワークでの議論が活発で、互いに高めあう環境が構築できていると感じました。残すところあと3回になりますが、さらに連帯感を高め、スキルアップコース卒業後もこのような良い関係を継続することで、各種連携や研究会の立ち上げなどにつなげてゆきたいと感じました。

(4)連絡事項

・図書館セミナーの動画撮影係の募集がありました。
撮影と編集技術を学習しYouTube用の動画を製作するものです。
今後のノウハウになるので是非ご参加くださいとのことでした。

(黒田 昌義会員)