外国人留学生が中小企業を救う(その1)


留学生

皆さまは「外国人留学生」というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
日本語がたどたどしく安い時給で一生懸命アルバイトに励む発展途上国の留学生、英語を流ちょうに操り日本の生活をエンジョイする欧米の留学生、そうした留学生も多くいるとは思いますが、外国人留学生の全体像とは言えません。日本学生支援機構(JASSO)が公表している外国人留学生数は、2014年度で184,155人(前年比109.5%)そのうち大学・大学院等に通う留学生は139,185人(102.7%)です。

【出身国別留学生ベスト5】 【大学別留学生ベスト5】
国名 留学生数 前年比 大学名 留学生数 前年比
中国 77,792 95.0% 早稲田大学 4,306 110.4%
韓国 13,940 91.1% 日本経済大学 3,035 89.7%
ベトナム 11,174 177.6% 東京大学 2,798 98.6%
ネパール 5,291 165.9% 立命館大学 2,379 98.3%
台湾 4,971 105.3% 大阪大学 2,012 101.4%

出身国別でベトナム・ネパールの留学生が大幅に伸びていること、大学別で早稲田・東大をはじめとする難関大学が圧倒的シェアを占めていること、など意外に思われる方もいらっしゃると思います。

私が留学生とかかわりをもったきっかけは、ある国立大学に通うベトナム人の学生と知り合って、彼らのコミュニケーション能力の高さと向上心の高さに感銘を受けたからです。彼らは日本語学校に2年間通学後、大学に入学し日々懸命に学業と日本での生活に取組んでいます。しかしそうした彼らでさえ、日本で求人募集があるアルバイトはほとんどがコンビニと居酒屋に限定されています。彼らは日本の技術や文化にあこがれを持って高い志しで来日したにもかかわらず、日本人とのコミュニケーションや留学生ならではの能力を発揮する機会になかなか出会えないのが現状です。

一方日本の中小企業は、少子高齢化に伴う国内マーケット縮小への対応が大きな課題となっています。国内マーケット縮小を克服するためには、インバウンド需要の取り込みやアウトバウンドへの進出が有効な手段と考えられますが、そこで問題となるのはいかに有能な外国人パートナーを確保することが出来るかということです。たしかに大手人材派遣会社やコンサルタント会社に依頼する方法もありますが、足元を見れば優れた潜在能力を持ちながら、その能力を発揮できない優秀な留学生が多くいることに気が付きました。

そうした留学生とグローバル化をはかろうとする中小企業をマッチングする仕組みが出来ればお互いにハッピーになると考え、このたび留学生の成長支援と能力発揮を目的とした新規事業「インディゴ・プロジェクト」を立ち上げました。その内容は次回のHPでご報告したいと思います。

【お問い合わせ先】
城東支部 中小企業診断士 増田憲二
E-mail:kenji-masuda@@@indigo.jpn.com(@を1つに変換してください)
HP:http://indigo.jpn.com