外国人留学生が中小企業を救う(その2)


城東支部 留学生支援
前回の投稿で、優秀な外国人留学生とグローバル化をはかろうとする中小企業をマッチングする新たな仕組み「インディゴ・プロジェクト」を立ち上げたというお話をしたので、今回はその内容を少し紹介させて頂きます。
※外国人留学生が中小企業を救う(その1)はこちら

インディゴ・プロジェクトの目的は2つあります。

1つはアジアから来た優秀な留学生の成長に役立つ就業機会(コンビニ&居酒屋以外)を提供すること、2つ目は彼らの能力を活用して日本の中小企業のグローバル化に貢献することです。

この目的のもと、アジア人留学生を日本の小売業・サービス業・自治体等に人材派遣(アルバイト派遣)をおこないます。インディゴ・プロジェクトの立ち上げに際してはある教育ベンチャー企業と提携を行い、現在中国人留学生を中心にアジア各国約2,000人の登録留学生がいますので、企業のさまざまなニーズと留学生のスキル・適性をふまえたマッチングが可能です。

留学生を日本の企業や自治体に派遣するうえでは2つの大きな課題があり、そのことが留学生の人材派遣を他社があまり手掛けていない理由だと考えられます。

その1つ目は学生ビザが学業優先の目的で発行されているため、留学生には「原則週28時間」までという就労制限が定められていることです。例えば百貨店のインフォメーション等に留学生を派遣する場合、常時1名はいて欲しいというニーズがあるためインディゴ・プロジェクトでは、数人のローテーションで1ポストを運営するという方法でこの課題に対応します。

2つ目の課題は、優秀な留学生は母国語・日本語の他英語での会話はまったく問題ないのですが、就業経験の少なさから日本流の仕事のやり方に慣れていないということです。この課題に対してはインディゴ・プロジェクト独自の就業前研修や就業後の成長見守りシステム等を実施して最大のフォローアップを行います。

優秀な留学生のアルバイトというとどうしても「通訳業務」に限定されると思いがちですが、留学生の視点を活用した企画業務やモニターとしての役割も大いに期待されています。実際に先日もある商業施設から、訪日観光客の目線で施設内の免税対応や店内の表示方法、品揃えやスタッフの接客態度などをみてレポートして欲しいとの依頼がありました。例えば訪日観光客誘致にしても、やはり日本人スタッフだけでは訪日客の心に刺さる企画は困難であると思われるので、母国と日本の文化・習慣の違いを熟知している留学生の活躍の場は無限にあると考えています。

私は日本の中小企業がグローバル化を急がなくてはならない理由として国内マーケット縮小の他に、「TPPの発効」と「2020東京オリンピック開催」がトピックスであると考えています。

特に日本のモノづくり技術で定評のある葛飾区・国際観光都市をめざす墨田区・東京オリンピック会場の中心地である江東区などを抱える城東地区は、中小企業のグローバル化の最先端を走るべき地域だと思います。

優秀な留学生の活用が、城東地区で中小企業支援を行われている診断士のみなさんのお役に立てればこれほど嬉しいことはないので、ご連絡を頂ければ全力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

【お問い合わせ先】
城東支部 中小企業診断士 増田憲二
E-mail:kenji-masuda@@@indigo.jpn.com(@を1つに変換してください)
HP:http://indigo.jpn.com