[2016/8/20]「ドローンビジネスの現状と展望」講演実施報告


8月20日(土)「行動する診断士の会 J-STEP」はドローンビジネスの第一人者であるドローン・ジャパン株式会社の取締役会長である春原久徳氏を講師にお招きし「新たな空のインフラ、ドローンビジネスの現状と展望」の講演を開催しました。

ドローン・ジャパン株式会社
http://www.drone-j.com/

j-step201608-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドローンの歴史、ドローンの機種、ドローン産業の構造と活用事例、ドローン関連法制、今後の展望と課題など大変わかりやすいお話でした。

ドローンが注目を集めだしたのはGPSの精度が向上したこと、鮮明な画像の撮影が可能になったこと、フライトコントローラーの技術向上などにあります。

農薬散布に使われることの多い産業用無人ヘリコプターが良く知られていますが、回転翼が複数ある「マルチコプター」の農業用ドローンの販売も始まるようです。回転翼の数が増えると安定度は増しますがその分機体は重くなります。

また、回転翼の枚数が変わることによって飛行の特性に違いがあるとのこと。昨年改正された航空法では200g以上の機種が規制対象なのでご注意ください。

国土交通省
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html

drone

 

 

 

 

 

 

春原氏のドローン(愛おしそうに何度も手にされます)は200g以上の機種だったので屋外での飛行実演はできませんでしたが、講演後の会場内でドローンの操縦体験をさせていただきました。参加者が群がり、歓声があがりました。

ラジコンと違ってドローンにはフライトコントローラーが搭載されているので操縦は簡単になっています。そのため初心者でも操縦が可能なんですね。ホバリングが得意なのもドローンの活用が広がる大きな要素です。

現在のバッテリーでは20分程度の飛行時間であること、電波の届く範囲が目視できる距離程度だそうです。困ったときの操縦テクニックも教えていただきました。

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ドローンの活用例は農業の農薬散布や生育調査、保守・点検(太陽光発電施設のパネルや橋など)、災害対策(地震や洪水、火山の状況調査)、捜索・救助(水難者の捜査、山岳救助)、空撮(報道、映画撮影など)、輸送(宅配や緊急物資輸送)、測量(空撮画想を組み合わせた3次元測量)などがあります。

春原氏は特に農業支援に力をいれていらっしゃり「中小の農業者を支援するために中小企業診断士の力を!!知恵を!!」との熱い言葉をいただきました。懇親会でも参加者からの質問にひとつひとつ丁寧に回答を頂き、春原氏の人柄にホレボレしました。

武器輸出解禁により軍事利用が無人機の最前線になるのでしょうが、誰かを傷つけるよりも、命を生むためのドローン活用を支援したいですね。(齊藤 久美子会員)

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