[2015/8/1] 城東スキルアップセミナー3回目開催報告


猛暑の中、8月1日(土)城東支部主催の平成27年度スキルアップコース(城東プロコン塾)3回目が催されました。
スキルアップコースとは、主に診断士の資格を取得し、将来診断士として独立を考えられている方等を対象とした、
将来プロコンを目指すための研修コースです。

今月は、午前中は宿題として提示された『セミナー企画のポイント』、
午後は『人事戦略』という学習テーマとして前月同様約20名の受講生が集まりました。

1.『セミナー企画のポイント』

午前の講義は池田史子会員が務めました。

診断士の仕事は「診る、書く、話す」と言われており、
そのためセミナーの企画・実施(講義)のスキルを磨くことはプロのコンサルタントとして必須活動となります。
城東スキルアップコースでは、セミナー企画書の作成を通してスキルアップを図り、
希望者には図書館ビジネスセミナーにて講師デビューを飾る機会が設けられます。

今月の課題は、事前の宿題としてセミナー企画書を作成し、プレゼンテーションを行うというものでした。
当日は5名の受講者がプレゼンテーションを行いましたが、その際の主なレビューは以下の内容でした。

  • 集客の難しいセミナーはタイトルに工夫が必要である。
  • 横文字はなるべく排除し、だれでもイメージできる言葉に翻訳すること。
  • 自分のしゃべり方は個性として否定せず、良さを活かすテクニックを覚えること。
  • 座学が長時間続くと苦痛になるので、セミナー構成に工夫が必要である。
  • 持ち時間の90%は必ず消化するが、100%は絶対に超えないこと。
  • セミナーのお土産として課題解決のツールを持ち帰ることができると効果的。

また、池田会員より「セミナーには3者(受講者、講師、主催者)が存在し、各々が満足できる内容であることが望ましい」として、
主に講師側が事前に対応できる点(集客、準備、実施の意義)についてのレクチャーがありました。

なお、当日の宿題としてスキルアップセミナー受講生全員のセミナー企画をチェックし、
メーリングリストを通じてレビューを行うことが設けられました。

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2.『人事戦略』

午後の講義は大高直美会員が務められ、前半と後半に分かれた講義が行われました。

前半の講義は『人事コンサルティング』というテーマで進められました。
契約形態(コンサルティングスタイル)、取り組み分野(社労士との棲み分け)、
顧客企業との関係強化と共通のコスト認識のための「現状分析報告書」の作成及びその内容について、
ご自身の実体験に基づいたノウハウを踏まえた解説をいただきました。
また、コンサルティングは問題解決能力とツールを駆使するサービスではあるが、
最終的には顧客企業に寄り添うことが診断士として最も重要であるという説明がありました。

後半の講義は『日本の雇用システムの本質』というテーマで進められました。
就業規則や労働条件通知書の法的枠組みと実態についての説明、
「長期雇用」・「年功賃金」・「企業内組合」といった日本特有の「三種の神器」の現状、
その他の日本的雇用制度、そして非正規社員制度の改正について、日本と欧米の比較や実際の現場に即した講義が行われました。

またセミナーの最後には、人事戦略の根拠として使用することを目的とした「人事データ」の分析方法を、
表計算ソフトの機能を活用してレクチャーが行われました。

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3.その他

当日は、以下3点のアナウンスがありました。

  • 大石正明会員より、葛飾区図書館セミナー講師の募集案内がありました。
  • 大高直美会員、大石正明会員から、11月予定にて都内信用金庫セミナー講師の募集案内がありました。
  • 池田史子会員から、城東支部内広報部のサポーター募集案内がありました。

次回のスキルアップセミナーは、9月5日(土)に開催され、
午前の課題はP.F.ドラッガーの「マネジメント基本と原則」の中小企業向けプレゼンテーション、
午後の講義は村上一幸会員による「販路開拓(ランチェスター戦略)」が予定されております。
また、当日に実務従事診断先である中小企業の概要説明も行われます。(横山 和志)