工場診断支援

■工場診断・工程改善支援・品質管理導入支援

日本の製造業は、グローバル化が進展し、低賃金で人材を集めやすいアジア諸国へ仕事が流れるなど、市場を取り巻く環境は厳しくなっています。こうした中、企業が生き残りを果たすには、貴社の強みや弱みを把握し、顧客満足や従業員満足の追究、また、環境に配慮した負荷の軽減など、成長へ向けたさまざまな経営活動が求められます。
貴殿は健康診断を受けているでしょうか?少々の痛みを我慢したり、痛みを我慢してたら大病に進行してしまったなど、自分では大丈夫と思ってても身体が蝕まれてしまうことはよくあります。他社ではより良い改善を行っているにも関わらず、自社では十分だと高を括っているといつの間にか時代遅れの作業環境となってしまい、取引先は離れ、収益は悪化していきます。貴社は従業員や機械、また、それらにかける投資など、「ヒト・モノ・カネ」の経営資源を有効に活用しているでしょうか?医者が貴殿の健康状態を診断することと同じように、中小企業診断士が貴社の診断を行います。工場診断を行い、効果的な経営資源の投入や改善を図ることによって、企業の存続・成長につながり、収支の向上や将来に向けた事業計画が立てやすくなっていきます。

▼工程改善支援

改善とは、現状の作業における問題点を発見して、より良い状態にすることを言います。改善活動には「ECRSの原則」や「動作経済の原則」などが活用され、次のようなことを行います。

 ECRSの原則

ECRSとは、先ず「E(Eliminate:なくせないか)」を検討し、次に「C(Combine:一緒にできないか)」と「R(Rearrange:順序の変更はできないか)」を行い、最後に「S(Simplify:単純化できないか)」を考えるもので、この順番に検討するのが一般的な進め方です。

 動作経済の原則

作業者がもっとも効率的に作業を行うための経験則があり、①身体の使用に関する原則、②作業場の配置に関する原則、③設備・工具の設計に関する原則に分類され、各々について、動作の数を減らす/動作を同時に行う/動作の距離を短くする/動作を楽にするの4つの要求事項について検討を行うものです。
他にも次の2つの手法が挙げられます。

 動作研究

動作研究の筆頭に挙げられるのが「サーブリック分析」で、作業に関する基本動作をサーブリック記号と呼ばれる18の動作に分類し、作業の実態を分析する手法があります。また、「メモモーション分析」や「マイクロモーション分析」なども活用されます。

 時間研究

時間研究とは、作業を要素作業や単位作業に切り分け、その分割した作業を行うのに要する時間を測定する手法で、ストップウォッチを用いる「ストップウォッチ法」があります。
これらによって、作業時間の無駄の排除や効率良く作業する方法などを探ります。特に、連続生産においては、サイクルタイムの改良や必要工程数の算定、作業編成(ラインバランシング)を改善する際には有効な手法です。また、モノの移動や運搬には、「マテリアル・ハンドリング」(通称:マテハン)と呼ばれる運搬の基本原則が活用されます。

▼品質管理導入支援

製品には次の4つの品質に関わる要素があります。
① 要求品質:市場調査を行い、消費者が要求している品質を把握する。
② 企画品質:①の消費者の要求にどの程度盛り込むか検討する。
③ 設計品質:②の企画品質の要求をどの程度満たすことができるかを検討する。
④ 製造品質:③の設計品質の要求通りに仕上がっているかを検討する。
また、品質には次の2つの表現があります。
 定量的表現:数値で表すことができるもの(例:99.99mm~100.01mm)
 定性的表現:数値で表すことができないもの(例:固い、柔らかい)
これらには検査を必要としますが、数量によっては全数検査ができないものがあります。その場合は統計学手法を活用することになります。統計学手法とは、サンプルを取って全体集団(母集団)の特徴や傾向を分析したり、母集団からサンプルを取って母集団の特徴を推測する学問的手法です。
製造業において「品質が良い」と言われることは、「バラツキが少ない=安定している」ことを意味します。バラツキを調べる方法として計測を行います。正常であればバラツキは少なく、下図のような凸型の曲線を描きます。このような状態を「正規分布」と言い、幅が広がるほど「バラツキが大きい」と判断されます。

バラツキが生じていれば、なぜバラツキが起きたか?を探ります。
 作業員の経験のバラツキ
 機械の状態のバラツキ
 材料の状態のバラツキ
 方法のバラツキ
品質を改善する手法には「QC7つ道具」を活用します。問題を発見するツールとして「グラフ」や「管理図」、「チェックシート」があり、問題の原因を把握するツールとして「パレート図」や「ヒストグラム」、「特性要因図」が、対策後に問題が解消したことを確認するツールとして「グラフ」や「管理図」、「散布図」、「チェックシート」などがあります。
そして、品質を見える化することが重要です。品質基準を策定し、品質管理の方針を盛り込んだ品質基準書を作成して運用することで、品質は徐々に改善されていくようになります。

改善にゴールはありません。日々邁進することによって現場が改善し、企業が成長していきます。貴社が今後も存続・成長を追求するためには、「中小企業診断士による診断(工場診断)」を受けることをお勧めします。中小企業診断士東京協会城東支部では、セミナーを含め工場診断を次の2つの研究会がサポート(支援)します。
 製造業革新研究会
 品質マネジメント研究会

お問合せ先

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