今回、創業支援施設であるタイム24に訪問し、お話をお伺いしてきました。
タイム24は、江東区青海にあるタイム24ビルの4階にあり、これから事業を起こす創業者や、創業間もない中小企業者の方々を支援するために設立されたインキュベーションオフィスです。
お話をお伺いしたのは、東京都中小企業振興公社創業支援課の船田亮太さん、タイム24インキュベーションマネージャー福田和彦さん、洞口智行さんです。
写真左より洞口智行さん、福田和彦さん、船田亮太さん、筆者
Q1 タイム24にはどのような創業者の方が多いのでしょうか?
船田さん : | この施設は創業後5年以内までの方が入ることができるのですが、創業まもなく入居される方が多いですね。企業の規模で見ると、1人でやっている方が多くなっています。大きな規模ということですと、40人程度雇用されている企業さんが入られていたこともありました。一人で入居されて、徐々に大きな規模となり、より大きな部屋へ移られるといったこともあります。 |
Q2 入居されている企業の業種はどのようなものがありますか?
船田さん : | サービス、コンサル、ソフト開発、卸売業等様々です。ただ、防音や換気の設備がないので、そのような設備が必要な業種、例えば製造業はあまりないですね。 |
Q3 施設に入るとどのようなメリットがあるのでしょうか。
船田さん : | 施設内には、インキュベーションマネージャーが常駐しています。経営に関わるさまざまなアドバイスを受けることができます。 |
福田さん : | 定期的に、入居されている企業さんの残高試算表チェックを行っています。経営計画と照らし合せて課題を発見したり、資金繰りについて早めに対策を立てるようアドバイスしたりするなど、できる限りのバックアップをするよう努めています。 |
洞口さん : | 入居者に向け、経営に役立つ各種セミナーも行っています。最近実施したセミナーでは、『営業のやり方』などがあります。また、埠頭が近いことから、輸出入に携わる企業も多く入居されているため、『ビジネス英会話』といったテーマでも実施しています。 |
船田さん : | 施設としては、入居者が自由に使える会議室や、PCを複数台揃えたセミナールームがあります。また、本格的な動画編集機器や録音ブースを備えた『デジタル工房』もございます。 |
セミナールーム
デジタル工房
Q4 入居するためにはどのような手続きを取ればよろしいのでしょうか?
船田さん : | 入居申込の前に、まず、施設見学、そしてインキュベーションマネージャーによる面談が必要です。ホームページからお申し込みください。その後、入居申込書と事業計画書を提出いただき、再度面談を行います。 |
Q5 入居へのハードルが高そうですね。
船田さん : | 本施設の入居には、事業に『新規性』があることが必要要件の一つとなっています。『新規性』とは、『商品・サービス』の新規性に限りません。たとえば、商品の『流通の仕組み』ということでも大丈夫です。 |
入居には厳正な審査がありますが、その分、手厚い支援が行われているのですね。また、窓から見える湾港の景色も素敵で、仕事中の良い気分転換になるのではと思いました。
本日はどうもありがとうございました。
【タイム24】
http://www.tokyo-kosha.or.jp/incubator/time24/
〒135-0064 東京都江東区青海2-4-32 タイム24ビル 4階
○問い合わせ先
問い合わせ先 | タイム24 公社事務室 |
時 間 | 月~金曜日 9:00~17:00(祝祭日/年末年始を除く) |
TEL | 03-5531-0145 |
FAX | 03-5531-0151 |
メール | time@@tokyo-kosha.or.jp(@を1つに変換してください) |
(広報部 関口大介、福永真美)