[2019/10/29] 「ITを活用する中小企業支援の取り組みに関するセミナーとワークショップ」開催報告


10月29日(火)、独立行政法人 中小企業基盤整備機構と東京都中小企業診断士協会 城東支部 地域支援部の共催で、「ITを活用する中小企業支援の取り組みに関するセミナーとワークショップ」が開催されました。

セミナーの概要について

本セミナーは、中小機構 虎ノ門本社9階会議室にて、以下のカリキュラムのもとで開催されました。

機構職員の挨拶とIT活用推進プロジェクトの趣旨の説明

地域支援部長の相川佳寛会員と、中小機構 経営支援部 佐本課長から開始のご挨拶を頂戴したのち、野木森職員から中小機構の概要とIT活用推進プロジェクトの概要を説明頂きました。セミナーの内容を簡潔に紹介すると、以下のようになっています。

1. なぜIT化が必要なのか?

労働生産性などの指標を国際比較した結果をもとに、日本の生産性向上が課題であることと、IT投資が諸国に比べて低い水準であることを紹介頂きました。

2. 中小企業におけるIT導入について

中小機構で実施したアンケート結果をもとに、中小企業のICT生産性向上が遅れていること、IT導入後もコスト負担や使いこなせないことが課題であること、未導入企業も有効性を理解しており、情報を求めていることなどが紹介されました。

3. 中小機構のIT導入関連支援メニュー紹介

中小機構が推進するIT導入関連支援メニューとして、ここからアプリの紹介と利用実演、「身の丈IT」をキーワードとしてITプラットフォームの取り組みを紹介頂きました。

4. 中小機構のIT(AI)導入事例

中小機構のAIを用いたサービス導入事例として、「E-SODAN ~いつでも経営相談室~」「起業ライダーマモル」「共済チャットボット」をご紹介頂きました。合わせて、モニターご協力の募集の案内がありました。

ワークショップ形式のディスカッション

その後、「E-SODANとここからアプリを中小企業の経営者に使ってもらうためには」をテーマに4グループに分かれてディスカッションを行いました。各チームからユニークなもの、現実的なもの、様々なアイデアが飛び交い、活発な議論が実施されました。

(E-SODANのFacebookページhttps://www.facebook.com/Esodan.kohmei1st/より)

このセミナー及びワークショップの様子は、中小機構が運営するE-SODAN~いつでも経営相談室~のFacebookページにも取り上げられました。
その後、有志のメンバーと懇親会が開催され、中小企業支援の在り方や支援機関と中小企業診断士の関係性について等、意見交換が行われました。城東支部としても、中小企業の生産性向上を支援する取り組みの一つとして、これらのサービスの認知拡大に寄与していきたいと思います。

セミナー後の継続的なサポート活動の取り組み

有志のメンバーにより、E-SODANとここからアプリのモニターとして性能向上のためのサポートを行うチームがFacebookグループで組成され、継続的な意見交換を実施しております。

終わりに

中小企業の生産性向上のための活動は、中小企業診断士が果たすべき重要な役割の一つであると、実際の統計データからも実感することができました。AIチャットボットで経営者の悩みの解決を後押しするという、先鋭的な取り組みは私たち中小企業診断士にとっても様々な視点で興味深いものであると感じています。今後も、本プロジェクトを通じた中小企業のIT活用に寄与していきたいと思います。

(高仲秀寿会員)