[2020/01/25] J-step冬大会「明日から使えるAI、中小企業におけるRPA活用」開催報告


1月25日土曜日。J-Step(行動する診断士の会)の冬大会が、江戸川区の臨海町コミュニティ会館にて開催され、好奇心旺盛な18名の診断士が参加しました。

まずは第一部、テーマは「明日から使えるAI」でした。冬大会幹事でもある福永会員からの「AIのイメージを絵に書いてみよう」という突然のワークから始まりました。次に「第3次AIブームは何が革新的か」という視点からAI業界の大まかな流れを、そしてキーワードである「深層学習」について診断士目線で紹介頂きました。

第二部のテーマは、AIと共に近年注目されているRPA(Robotic Process Automation)でした。RPA製品の導入や研修等を勤めるプロ講師の小松華子さんから、業務システム向けRPAツール『 WinActor (ウィンアクター) 』を実践を交え解説頂きました。これは繰り返しの作業を自動化するExcelマクロのような機能ですが、マクロと違いフローチャート化されているため大変わかりやすく、属人化することはなさそうです。講義では、「住所データを読んでGoogle Mapの該当箇所をトリミングしてWordに張り付ける」という作業を自動化(ロボット化という)するという内容で、圧巻の実演をしていただきました。手動では丸二日かかった作業が数時間で終わり、担当者の気持ち的にも開放されたという効果も報告いただきました。

 

第二部のRPAでは活発な質疑応答が行われました。よくある失敗として、無邪気に(野放しで)開発を進めた結果、運用ルール・体制の検討不足から、システム改修時にどのロボットが対応しているのか管理できなくなるといったことが挙げられました。そのような事態を防ぐため、初期は推進組織を中心に開発し、順次業務部門に拡大しつつ、推進組織は監査に比重を移すとよい、というアドバイスも頂きました。

第三部では、再び福永会員に登場いただき、実際のデータを用いて機械学習を実践しました。パンの売り上げと価格と気温、他店の価格をもとに、製品売上予測モデルとExcelの「データタグデータ分析」を用いて、①散布図と近似曲線生成、②重回帰分析を行いました。福永会員からは「p値が高いほど偶然の可能性が高い」「高くなければそのモデルはそれなりに妥当性が高い」「定性的なデータはワンホットエンコーディング法を使う」等、絶妙な解説とともに、「ここまでは話すつもりはなかったが流石ですね」といった感想もいただけました。統計には縁遠かったメンバーもそうでないメンバーも、統計というものをより身近なものと認識でき、その一端を十分自らのものとすることができたに違いありません。少々難解なテーマでしたが、今回もまた大変有意義な大会であったと確信できました。

大会、そして総会の後の懇親会は、いまや西葛西のカルチャーともいえる(?)インド料理屋でのインドパーティ!!次回3か月後の春大会での再会を誓い合いました。

 

 

J-Step(行動する診断士の会)は、春夏秋冬の年4回開催。次の春大会は、2020年5月を予定しております。次回も診断士としての私たちの好奇心をくすぐる興味深いテーマを用意しますので、是非お気軽にご参加下さい。

(末林和之会員)