[2020/12/13]「コロナ時代のIT学び直し」セミナー開催報告


能力開発推進部主催の「IT活用のスキルアップ」に関するセミナーが、1213日(Zoomを使ったオンライン形式で開催され、27名の受講者が参加しました。講師は加藤敦子会員で、タイトルは「コロナ時代のIT学び直し」です。 

 最近では、実務従事や研究会、グループでの企業支援などの場において、オンラインのみで実務の大半が進むケースが増えています。このような環境の中で必要となるIT活用スキルについて、今一度基礎から身につけられる機会を提供しようと、今回のセミナーが企画されました。今回は特に、「オンライン」に関する基礎知識のおさらいにフォーカし、以下の4部構成で講義が進められました。 

(1)自前のパソコンを用意する 

(2)通信環境を整える 

(3)ファイルの管理、ファイルの共有 

(4)コミュニケーションツールを上手に使う 

1.セミナー概要 

(1)自前のパソコンを用意する 

最初に、会社の業務用パソコンを診断士活動に使うことや、家族と共用のパソコンを使うことは、コンプライアンスの観点から問題がある、との注意喚起がありました 

パソコンを買う際には、リモート会議の需要が急増していることを踏まえ、これに適した製品を選択することが重要との説明がありました。具体的には、ハードウアはビジネス向けでスペックには余裕を持たせること、持ち運びやすい大きさや重さであることなどに、気をつける必要があるとのアドバイスを頂きました。また、そろえる必要のあるソフトウアについても、説明きました。 

 

(2)通信環境を整える 

自宅でリモート会議問題なく行うことができる通信環境を整えることが重要で、自宅までの回線が光ファイバであれば、ルーターからLANケーブルでパソコンにつなことを推奨するとのお話がありました。 

Wi-fiつなぐ場合に通信をより安定させるためには、ルーターの近くでつなことや、家族が同じ回線で同時に動画を観ることができるだけないように、とのアドバイスを頂きました 

モバイルルーターを使う場合には、エリアや建物に左右されるという制約条件があることを理解した上で、接続台数をできるだけ少なくすることが通信をより安定させることにつながる、とのアドバイスを頂きました。 

 

(3)ファイルの管理、ファイルの共有 

まずは、勤務先で開いているファイルのありかがサーバーなのかローカルなのかを意識してください、とのお話がありました。 

ローカルでのファイル管理は、自分でフォルダを作りファイルを適切に管理することや、ファイルを保存する際には常にどこに保存しようとしているかを確認する癖をつけることが重要だとのアドバイスを頂きました。 

そして、チームで診断士業務を行う際にファイルを共有することが出来るとしてよく使われている、Googleライブ、Microsoft One Drive、Dropboxといったオンラインストレージについては、活用するメリットについての説明を頂きました。 

 

(4)コミュニケーションツールを上手に使う 

メールについては、基本的なしくみを理解した上で、受信した人に迷惑のかからない送信を心がけてください、とのアドバイスがありました。テキストメールとHTMLメールの違いを理解した上で、ビジネスではテキストメールでの送信を推奨するとのお話をきました。またメール返信時の注意事項として、全員に知ってもらう必要がない場合には「全員に返信」ではなく「返信」を使うこと、メーリングリストで届いたメールへの返信時も目的に応じて送信先のアドレスを適切に設定すること、とのアドバイス頂きました。 

東京都中小企業診断士協会でも使っている、サイボウズGaroonやサイボウズKintoneといったコミュニケーションツールについては、それぞれの性質やどのような利用に適しているかの説明がありました。 

Web会議システムについては、「Google Meet」「Microsoft Teams」「Webex Meetings」「Zoom」それぞれのシステムの特徴や違いについて説明があった後、Zoomを快適に使う例として加藤講師の自宅のシステム環境を画像で紹介して頂きました 

まとめ 

今回、中小企業診断士として必要な基礎スキル棚卸の場として能力開発推進部がセミナーを企画開催しました。「Withコロナ」時代にIT活用の重要性がより高まっている現状を踏まえてのシリーズ第一弾が、本セミナーです。 

受講後のアンケートでは、「自分自身のITスキルに合った内容で大変参考になった」「知っているつもりでも実は分かっていなかったことがたくさん発見できたのは収穫だった」「シリーズ化してしいといったコメントの一方で、「今回は基礎的な内容だったので、次回はより実践的なお話を聞きたい」といった意見も頂きました。今回の基礎スキルをベースとした第二弾も企画してまいりますので、乞うご期待ください。 

 

鈴木康文会員