[2021/6/12]2021年度 城東スキルアップコース(第1回)開催報告


6月12日(土)、2021年度城東スキルアップコースが開講しました。第1回目は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえて、完全オンラインで開催され、26名の受講生が参加しました。

第1回目のプログラムは次のとおりです。
1.開講の挨拶
2.2020年度受講生による受講体験
3.2021年度受講生と事務局メンバーの自己紹介
4.中小企業診断士の役割と診断の原理原則について
5.中小企業診断士の心構えについて
6.本コースの運営について
7.課題図書の取り組み方について
8.城東支部ホームページへの投稿について
9.城東地区5区の産業構造の概要について
10.グループワーク(プロコンとは?)

1. 開講の挨拶
木内事務局長より開講のご挨拶として、城東スキルアップコースを最大限に活用するための、3つの心得をご教示いただきました。
① 機会を積極的に生かし、行動すること。
② 全てのスキルを網羅するのは1人では限界があるので,本スキルアップを通じて受講生・事務局との関係性を構築すること。
③ 自分の得意分野と専門分野を見極めること。

2. スキルアップの受講体験(沼辺昭彦会員)
2020年度の城東スキルアップコースを受講した沼辺会員から、貴重な体験談をお話しいただきました。
私たちがこれから受講する上で、どのように講義や課題に取り組んでいくかという点で参考になる内容でした。
また、城東スキルアップコースで得られたこととして、未経験の業界・業種や実務に関する知識、プロとしてのプレゼンに関する気づき、自分の強みに対する気づき、補強すべき弱み、診断士としての方向性、人脈ネットワークについて挙げられました。特に、支援先の社長に対しては自分1人の能力だけでは満足に支援できないことを痛感し、社長にとって良い提案をするためには様々な専門性を持った人とのつながりが重要であると気づいた、というお話が印象に残りました。


3.自己紹介
すでに中小企業診断士としての豊富な経験をお持ちの方、社会人経験が豊富な方、複数の士業ライセンスをお持ちの方など、城東支部会員以外の受講生も含む、多種多様なメンバーが集まりました。城東スキルアップコースを受講した理由や城東スキルアップコースで学びたいことなどを発表しました。

4.中小企業診断士の役割と診断の原理原則(講師:大石支部長)
大石支部長より、中小企業経営診断の目的、経営の見方、経営の定義、中小企業経営診断の対象、企業の成長と実態についてご講義いただきました。
経営の見方、戦略ピラミッドでは、「経営理念から経営実行(行動)に至るまで大企業では分業できるが、中小企業では社長1人で全てやらないといけない。経営診断の際に社長に聞くと、目先の経営戦術や経営実行についての問題点をお話しされることが多い」と解説いただきました。
「実務を重視しがちな社長に対して経営理念・経営ビジョンが重要であることを説き、導いていくことが中小企業診断士としての責務である」という指摘が印象的でした。
また、良い社会を作るため、良い会社を作り利益を出すこと、全てのステークホルダーがハッピーになること、地域課題を解決していくことの重要性、日本文化を取り入れた政策の重要性についてもお話しいただきました。

5.中小企業診断士の心構え(講師:入山能力開発推進部長)
入山能力開発推進部長より、診断士としての「心構え」について、ご講義いただきました。
「試験に合格しても活躍しない診断士の方が圧倒的に多い。活躍する診断士になるために課題認識をもって参加することの重要性を一緒に考えていきたい」との呼びかけでした。
そこでは、指導員の立場で出席した実務従事の報告会で、社長から「君たちにお金を払って頼む気にはならない」と言われたという過去の失敗事例をご紹介いただきました。参加者にプロとして当然の心構えができておらず、社長がどのような課題を抱えているか認識できていなかったという言葉が強く印象に残りました。
最後に城東スキルアップコースの受講中~受講後の理想的な姿として、「手をあげる」→「1回1回やりきってアウトプットを生む」→「評価と経験値を獲得する」→「認知度が高まる。参加のチャンスを得る」をサイクルで回すことで、さらに高い評価と認知度が得られる。このような状態を目指してほしいとお話しいただき、奮い立たされました。

6.本コースの運営について(木内事務局長)
木内事務局長より運営について、スケジュール、会場、学習内容、企業診断、図書館セミナー講師、連絡方法、アンケートについてご説明いただきました。

7.課題図書のやり方(鈴木康文会員)
課題図書担当の鈴木康文会員より、課題図書による学び方についてご説明いただきました。
目的は全体像を理解する力、まとめる力、時間内のプレゼン力、コメント力を向上させることです。同期の診断士に資料を見て理解をしてもらえるように、全体をA3用紙一枚にまとめ、持ち時間3分で発表します。

8.城東ホームページへの投稿について(松井宏会員)
松井宏会員より城東支部ホームページの投稿についてご説明いただきました。
広報部ではSMECAニュースの校正、ホームページの更新、WEBサーバのメンテナンスなどを行っています。城東支部HPは会員の皆様からの記事を募集しており、城東スキルアップでも各回の講義レポートを受講生が持ち回りで執筆していることをご紹介いただきました。また、執筆にあたっての進行フロー、執筆時の留意事項(著作権等)、良い記事を書くポイントについて示していただきました。

9.城東5区の基礎知識(渡辺英史会員ほか)
「城東地区5区の産業構造等の概要」についてご紹介いただきました。地域支援部員や城東スキルアップコースの受講生らが毎年改訂を行っており、今年で第3版です。渡辺会員、嶋内会員、沼辺会員、宮田会員から担当した区について、地理、人口構成、産業構造、観光資源、地域のブランド、条例や補助金、区の課題について、中小企業診断士の視点でご説明いただきました。

10.グループワーク(プロコンとは?)
木村和広会員によるファシリテーションのもと、「プロコンとは?」をテーマに、5チームに分かれてグループワークを行いました。時間制限40分でそれぞれのグループで議論をし、資料をまとめ、チームの代表者が発表します。発表後の質疑応答では、発表の良かったところや改善事項なども議論しました。これにより、グループワーク運営のポイントを理解し、受講生同士の交流を図ることもできました。

11.感想
城東スキルアップコースの第1回目を通じて最も印象に残ったことは「心構え」です。スキルや知識ももちろん重要ですが、事前準備や経営者とのコミュニケーションの重要性など、自分の意識として定着し、行動に表れているかが大事であると痛感しました。
今年度の城東スキルアップ受講生全員で人間力を高め、スキルアップし、人脈を作り、チャンスを生かすことで、理想の姿に近づけるよう切磋琢磨していきたいと思います。1年間よろしくお願いいたします。

12.次回(第2回)の予定
日時:2021年7月3日(土)9:15~17:00
会場:中央区明石町区民館(予定)
講義内容:
① 課題図書(ロジカルシンキング:照屋華子他著)、各人発表(3分/人)
② 理論的な書き方 講師:松井淳会員
③ 知的資産経営 講師:細野祐一会員

(井部聡会員、上田幸正会員)